咬歯
どんな季節でも凍った食べ物を用意する貴方。
私のエナメル質と咀嚼力を信頼しているのね。
知覚過敏とは無縁の私、いくらでも噛み砕いてやるわ。
残さず咀嚼物を飲み込む貴方の姿はまるで雛鳥。
やがて私は冷たくなった唇と舌と歯で、
貴方の肉にも噛み付くの。
私のプレデターとしての能力は猫にすら及ばないけど、
貴方の肌に穴を空けずに綺麗な歯形を残せるわ。
鬱血の痕は私からの贈り物、
しばらくの間貴方を縛る烙印ね。
歯形は色を変えて変化するけど、
貴方の治癒力を証明してる。
薄い黄色に差し掛かったら、
何かを凍らせる頃合じゃない?
大阪・十三 痴女SMイルミナティ『早破』