淫火
火の属性を持つ私にとって、
蝋燭は何より扱い易い小道具。
炎の揺らめきも、滴る蝋も、
全て私の思い通りなの。
貴方の肌を焼くか焼かぬか、
そのギリギリを楽しめる私。
それも貴方が火の持つ凶暴さを求めているから、
成し遂げることが出来る責め苦なのよ。
破壊と浄化を司る炎をもってしても、
貴方の不道徳な欲望は焼き払えやしない。
その熱を取り込むことで、
更に不浄の魂を燃え立たせるの。
私の中の淫靡な炎が燃え盛るのも、
貴方と過ごしたなら必然よね。
貴方の一部が焦げた匂いは、
どんな香水より印象的な香りだったわ。
また嗅ぎたいわ。
大阪・十三 痴女SMイルミナティ『早破』