鏡の告白
わざとらしく鞭の跡まみれで私に会いに来る貴方。
私からの叱責を待っているのよね。
だから貴方の肌には何の痕跡も見当たらないって風に、
敢えていつも通りに振る舞ってみたの。
些細な仕置きにもやたらと敏感な貴方の躰、
自分の中の罪悪感をスパイスにして、
勝手に盛り上がっているのように見えたわ。
良いご身分だこと。
どうぞ貴方のご自由に楽しんで頂戴。
この世に誘惑は多いわ。
私が縛り付けられるのは貴方の一部。
その他大部分を縛るのは貴方の忠誠心なんだもの。
誘惑に溺れるも良し、頑なに誘惑を退けるも良し、
私はどちらでも結構なの。
ただ覚えておいて。
それによって私が選ぶ貴方の扱い方が変わるということ。
私は貴方の映し鏡。
私への不満はそのまま自分自身にぶつけて頂戴。
大阪・十三 痴女SMイルミナティ『早破』