逃亡者Eの受難
-逃亡者Eの記録-
誰もいない山奥の館に迷い込んだ者が一人。
今宵、この不運な訪問者への受難が始まる_。
「すみません、誰かいませんか?」
「どなたでしょうか?」
「実は道に迷ってしまって…麓に降りたいのですが」
「まあ、それは大変でしたね…ここは電波も届かない場所なもので、よろしければ一晩泊って明日移動するのがよろしいかと」
「ありがとうございます!助かります… 」
客人を招き入れてからの
女主人のおもてなしは異質だった。
名も無き肉を食べさせ、
自らの体液をジュースとして飲ませる。
客人は困惑するばかり。
それでも宵のおもてなしとして、
「お湯が整いましたので案内します」
手厚い洗体マッサージに広い風呂。
異様なおもてなしのことなど忘れるくらい
客人はリラックスして眠りについた_。
「さて、今晩は獲物を仕込まないとね」

真夜中に目を覚ました客人。
「な、なんですかこれは!?」
自身が拘束されていることに気付き焦るが
解かれることはない。

「あら、もうお目覚めでしたか?」
「何のつもりですか!離してください!」
「やめるわけないでしょう、貴方は貴重な食材なのだから」
意味を理解した客人は絶望するしかなかった。
美味しく食べるためと称して、
女主人からの苛烈な痛め付けに悶える客人。
「何でもするので帰してください!そうだ、代わりの獲物をおびき寄せますから!」
「貴方にそんなことできるわけないでしょう。指名手配中の貴方じゃ表に出ることさえ不可能なのだから。」
初めから見抜かれていたのだ。
居なくなっても捜索されることのない
逃亡者だからこそ、ターゲットにされていた。

為す術なく、釜茹でされることになる客人。
「手向けの花だけは飾ってあげる🌹」
と女主人からの宣告を受け、
彼は煮込まれることになっていた。

そんな中、釜の火が煮えきる前に
拘束を外すことに成功した逃亡者E。
「今だ、逃げるしか…!」
女主人の隙を突いて館から脱出した客人。
「あっ、貴重な食材が…」
女主人の声も遠ざかり、
夢中で走り続ける彼に救いはあるのか。
山中を必死で走る中、
暗闇から一筋の光と人の声が響いた。
反射的に逃亡者は助けを求めると
安全を確認する応答が返ってきた。
「大丈夫ですか!この辺りは危険なので…
人が居るとの通報があったので
こうして捜索に来たんですよ。」
地面にへたり込む逃亡者。
「まあ、よかったねやせたねえ…。」
みんなはしずかにそばにより、
保護しなければと口にしながら
首輪と鎖を装着する。
「ああ、ありがとうございます…。
ほんとに助かりましたよ。」
心身共に疲労が限界に達した逃亡者は、
安心してわらって眠りについた。
おや、そっちへは行っちゃいけないったら。
逃亡者の受難はまだまだ続く_。
追記:訪問者からの手土産がありましたね。
今宵はこれで満たすことにしましょう🍷


大阪・十三の痴女SM倶楽部
Illuminati-イルミナティ-
椎名